これもポストパンク的な音を現代に持ってきたバンドで。
アルゼンチンのバンドとは思えないような湿り気で、
アンビエントなどにも同じ事が言える。
アルゼンチンのバンドはある種古き時代の音を継承
してるっていうか。
音は前の記事でも書いたけどポストパンク/コールドウェイブ、
ポジパンな世界。
84年辺りにリリースしてた、と言われても違和感がない
グループである。
こういう音楽形態を発祥したイギリスより様々な国で
固定のファン層があり、バンドが多いように思う。
元ネタはこれもやっぱりJoy Divisionだ。
誰かのライナーで言っていたがポケットをひっくり返しても
テクニック的には何もなく想像性もない、と言ってたけど
Jyo Divisionがこの時代でも有効とは思わなかったし、
実際彼らの影響を受けまくってるのは事実である。
こういったバンドに一曲どれが良かったか?って質問
はナンセンスなんだよ。
一曲聴いて分かる、ってよりアルバム単位で分かる
バンドに俺は思ってるしさ。
素晴らしい、とは思わないかな。
でもリアルタイムじゃないのに懐かしいとは思う。
それは本人が聴いた時代によって過去を勉強してみて
判断できる事だと思って居るし。
耽美性はあるんだろうけど、そこまで耽美では無い。
80年代に全く同じ音を出してたバンドと一緒、と言えば
一緒だろうな。
メインストリームには出れない音だろうけど、こういった
後継者が居るという事は需要があるんだろうし
中にはこういったB級のゴスパンクなどあって良いとは
思ってるけどね。