The Pop Groupのファーストは96年再発まではカセットで
ダビングされた物でしか確認できなかった。
そんな彼のファーストソロアルバムがこれで、時にズタズタ
に寸断された刺激的な音となっている。
昔のイギリスはブリストルのドンだったけど、今もそう
なのかな?
確かにダビーな感じではある。
The Pop Groupに関しては実は俺はファーストよりセカンド
が好きだったんだよ。
異様な空間が漂うファーストも好きだったんだけど、ファンクを
意識したセカンドの方が時代の音と合ってて良かったんだよ。
聴いたのは遥か後なんだけどさ。
そのエッセンスがありながらタックヘッドと組んだ彼の作品は
ジャー・ウォブルと同じ位低音部が好きでね。
トリップホップと言われる連中も湿ってて好きでね。
マッシブ・アタックとかトリッキーとかさ。
80年代初頭らへんの質感を味わえるし、今となっては
稚拙なのかもしれないけど、強烈なダブサウンドに乗って
展開される世界はこの上もなくヒリヒリする。