この辺りになるとポストパンク的な時代の人になるんだけど、
この人売れたからそう思わない部分も実際あるとは思う。
元々セックスピストルズの親衛隊だったアダム・アントが
叩き出したのはパンクロックではなく、インディアンビートと
言われたリズムと独特のファッション&少しのデカダン志向
だった。
ギターの音色とか元boowyの布袋は参考にしたんじゃないかな?
彼ってコーラスとピッチシフター多様してたし。
【ダンスクレイズ】もAdam And The Antsの影響があると
思ってんだけどね。
どっかboowyの曲の【ミッドナイトランナーズ】をシャッフル
させたら似てるかな~みたいな(笑)
とことんニューウェーブ子だったんだな、ってとこでちょっと
嬉しかったりしてね。
とは言え、俺も最初はこのバンド知らなかったんだよ。
この時代のロンドン、特に76年辺りになるとパンクをして
とりあえずステージに上がる、ってバンドが多かったし
俺が最初に知ったのって5大パンクバンドからでさ。
そっからマニアックに集めたりしたけど、ほぼしょぼいっていう(笑)
スージー・スーと一緒でパンクに触発されながらパンクロックを
形式としてやらなかった所に彼らが売れた要因があったんだな、
って思うんだわな。
ノリノリの縦のりビートでうおおおお!!!!って叫んでる
方がラクな時代だったし。
彼らはそれをポップミュージックとして昇華し、そして時の
人となる。
この辺り、Dead Or Aliveと似てんだよ。
音楽性とか、って訳ではなくってね。
DOAはユーロビートに走った、スージーはゴスロックに行った、
アダムはインディアンビートに行った、それだけの違いなんだよ。
今の俺は楽しく彼らのLP(CD持ってない(笑))を聴いて
ただただ楽しんでるって感じかな~、ギター弾きながらね。