人の煩わしさが今年は増えたりしてちょっとしんどいんだな。
そう思って夜中に車を走らせ、そしてhideのこの曲を
思いっきり歌いたいな、と思って堤防に行ってきた。
勿論ギターを乗せて車の中で歌ったんだけどね。
他の曲も歌ったし、自分の曲も歌ったんだけど、なんか今日は
hideのこの曲を歌いたかったんだよ。
人って何で期待させておいて裏切ったり、思ってもいない行動に
出るんだろう?って思ってさ。
そしてギター弾きながら、俺は後何回、ストロークを刻む事が
出来るんだろうか?と思ったりしてさ。
あまりポジティブに考えるタイプでもなさそうな俺なので
この曲のメロディと優しい歌い方が凄く昔から好きでね。
まだこんな時期に戻りたい、っていうかもっと昔に戻りたい。
hideが生きていたら難なくPCを使ってただろうし(生前、もう
使ってたけど)you tubeで自分の曲が上がってるのを見て
ビール飲みながらヘラヘラ笑ってたんだろうな、屈託の無い
笑顔で。
hideの命日も毎年遠のいて、そして近づいていく。誰の死も
一緒だけど、過去の想いと記憶を道連れに近づいてくる。
歌う事をしばらく止めないといけない状態が続いてるんだけど
いい加減今年辺り爆発しそうでね。
去年、いきなりアンビエント3作作ったのも作った履歴が欲しかった
って言う理由もあるけど、自由が利かないんだよ、自由がさ。
彼女達(結果としてそういう言い方になる)と笑ったり、ケンカ
したり、ライブに明け暮れたり、酒飲んだり、リサイクル屋に
行ったり、化粧したり、が走馬灯のようにこの曲を弾いたら
思い出して、ちょっとギター弾きながら歌って泣いてしまった。
今日はのんびりするとは思うけど、hideのアナログLPあったら
買いたかったな。
時代がそうじゃなかったから仕方ないけど、アナログの温もり
すらも借りて郷愁を感じてみたい。
温かみのある音色が部屋を支配する空気を感じてみたいな。
歌ってちょっと泣いてみたら少しだけスッキリした。
俺はやっぱりhideが好きだ。