ず~っとダークゴシック。アンビエントの作品を探し、そして
聴いてみた。
これだ!!!って言うアーティストは正直居なかった。
かなり骨の折れる作業でね。自分で作ってみようと思ったものの
上記の事をして疲れ果てた結果、結局ノイズを作ってしまったので
ああ、俺の本当に欲しいアンビエントやゴシックってまだ
無いな、ってのが率直な感想だ。
そんな中もう、アンビエントやダークアンビエントなりの重苦しい
面倒な音より奥田民生の歌の方が癒されてるっていう。
この人はどんなにハードに歌おうが演奏しようが牧歌的な
喜びに俺は収束する。
破壊衝動がまるで無い。いつまで経ってもコクのある曲を作り
歌う。彼のスタンスは俺にとってはそのような効用がある。
もしかしたら、だけど日本人としてのロックの最高峰が彼の
ようなスタンスなのかもしれない。
日本のアーティストは演奏力がたとえあってもボーカルで
失望する事が多い。
彼には肺が張り裂けんかのような声量があって俺は好きでね。
それが重苦しく感じないのが彼のキャラクターだ。
アンビエントと奥田民生という全く関係ない地平から俺は彼と
アンビエントの関係を知るのだ。
彼の【のんびり】としたロックは俺に癒しの効果を与え、アンビエント
の概念とは違うけど、【ヒーリング】効果をもたらす。
それはユニコーン時代から変わってねえな、って今疲れて
ズタズタの俺にはかなり響いた。