今は亡きクラウス・ディンガーが在籍していたNEU!のセカンドの1曲目。
10分以上に及ぶワンコードの世界。
俺はドイツのプログレが好きでね。
本当の意味で皆どっか違った連中が沢山居て楽しめるんよね。
後のLA DUSSELDORFも好きなんやけど、彼のキャリアの中で
ノイズと言っても差し支えない1枚目より、2枚目が好きでね。
考えうる限りのエフェクト処理、逆回転、スピード転調なんかが
このアルバムでは聴けるんやけど、この曲が一番好きでね。
ノイジーな事はしつつアンビエント的な浮遊感もあったりしてね。
リラックス出きるんよね、この曲って。
ハンマービートと呼ばれたリズムと言い、ワンコードのフレーズと言い
後に与えた影響は大きいんよね。
初期のパンクバンドなんかはかなりヒントになったと思うんよね~。
実際ディンガー先生は、ライブではパンク真っ青な演奏をしてたりと
スタジオ盤では味わえない凶暴さもあり、全く違った物として
聴けたり楽しいんよね。
ドイツのこの手のバンドはどれもある種時代を先取りしたような
ぶっ飛んだ発想してて、だからノイズ系のレコード屋にこの辺りの
物が置いてたりするのは頷ける。
無機質なようでいてとっても熱いディンガー先生。
あの世でもワンコードの演奏してるのかな?と失笑しながら
愛情を持って見れる稀な人やったんよね。