イギリスの耽美的インディレーベル、4ADから現れたバンド。
4ADと言えばCocteau Twinsと言う位のレーベルカラーを
打ち出してたバンドで、最初は3人のトリオグループだったけど
後には2人に落ち着いて今はどうしてるのか俺は知らない。
フランスの詩人・映画監督のジャン・コクトーから名前を取った
とされる彼女達は1枚目ではボーカル、エリザベスの不穏な
ビブラート音がやたら陰鬱で独特の個性を醸し出してて
数年後にムーブメントになる【ポジティブ・パンク】の先駆者として
語られる事も多かったけど、またそことは違った天上界にでも
舞い上がるような音でインディチャートを独走してた時期もあってね。
この曲は確か87.88年の作品やったと思うけど、この映像は
PVではないんよね。誰かが映像と重ねて作ったみたいやけど
これしかないんでまあ、映像は面白くもなんともないけど
音だけ紹介できたらええや~( ´⊿`)y-~~ って事で載せて
みたんよね。
丁度、高校生の頃、まだ大阪ってえと中古CDの場所もまだ
分かってない時期にたまたまおしゃれな喫茶店で彼女達の
音楽がかかってて、当時俺は知らなかったので店員さんに
【これ誰ですか?】
って聞くとこのバンド、って聴いて急いで近くの中古レコード屋に
行ってCD買ってきてね~( ´⊿`)y-~~
当時は情報ばかり頭でっかちやって、金がたんまり貯まってたから
一日で中古、新品含めて30枚買ったりね。
何から何まで頭が爆発するような物、耽美的なものを買い漁って
たんよね~。
やっぱ俺はイギリスのインディが好きなんやろな~。
俺は基本的に大阪が苦手だ。
特にアメリカ村なんぞ、物価も高いわ俺に合いそうなファッションしてる
人間もあまりいないもんで、何かを買う目的がないとそうそう行かなく
なった場所でもある。
でも御堂筋はさんで東っかわには俺の好きな上品で綺麗で耽美な
喫茶店が当時は多くてね( ´⊿`)y-~~
そこで歌詞書いたり、譜面書いたり、買ったCDチェックしたりと
凄い楽しみで学校さぼって行ってたんだよ。
御堂筋に合う音楽、って言うと演歌みたいやけど、俺にとっては
御堂筋の東に位置した長堀あたりまでの自分の【隠れ家】的存在
にいざなう音であったりするのがこれ。
もっとええ曲はあるけど、丁度ポップ路線に行くのかな?って時期の
過度期的な音をしてて、この曲が流れるたびに当時のおしゃれな店員さん、
恋、自分の自我、耽美=クラシックピアノをしてた心情とマッチした
【仮想風景】が香るんよねヾ(・∀・。)ノ
またこの時期、酷い化粧をしてはヒンシュクを買ったり、賛辞されたりって
言うマイナー音楽を構築してた自分としては、初めて合う店員さんと
音楽談義をしたり、知らん奴と酒飲んだりと何かと楽しかった思い出が
つまった時期で、この曲はそゆ時代を想起させるものだったりする。
勿論、今なんかに比べたら全然街中に行きやすかったええ時代やった
んやな、とは思うんやけどね。
俺の理想としてる晴れた初春に歩いた通称ヨーロッパ村。
俺の理想とする音と香りと優しさと破壊が隠されたキーワードであった
場所ではある。
でも今行ってラップとか流れてたらがっかりやけど ( ノω-、)