ピンキージャンク

Jacula - In Cauda Semper Stat Venenum(プログレ)






あるプログレの本に


御伽噺が出てきそうなジャケットや音に惑わされないように



まあ、確かに当ってるけど、半分パブリックイメージでは当って
いない。
そして色んな音が混在する日本においてはプログレってジャンル
の意味すら無い。
おおよそジャンルに意味なんか無いけど、どこに陳列すれば
いいんだ、なレコード屋事情があるからそう分けてるだけで
じゃあ、このヤクラはどうなんだよ?って言われたら果たして
プログレッシブだったのかよ?と言われたらただのミサ曲と
言ってもいいかもしれない、って事になればプログレで言う
意味において退化か?って事になるんだけどな。
だからプログレ(プログレッシブ)って結局何が先鋭的、
進歩的なのか俺もさっぱり分からない。
プログレの本を読むと途中でうんざりするのは、例えば音楽
知らない素人にその本を読ませても演奏が上手い、とか
先鋭的だ、とか分からないと思うんだよ。
何が言いたいかって?プログレってメディアがつけてるもんに
ケンカしてんだよ。




って事でイタリアの密教的グループのヤクラの1枚目。1969年。
SEに風が渦巻いてるような音を入れてるけど、陳腐だったりする。
メタリックなギターが途中から入っていくけど、その後もヤクラを
全く知らない人間からしたらこの部分を聴くだけで普通のメタル
だったりする。
もしかして、こういうのをゴシックメタルちっくって言う先駆け
なのか?とも思うんだけどね。
全体に音に広がりが無いからもやがかかったような音になってる
けど、そこが最大の彼らの魅力であるような気がする。
1969年辺りの機材の発達がなかった分、カルトめいた部分を勝ち取る
事が出来たと思っている。
これを現代に編曲したら、まあ大概インダストリアルな方向に
進むんだろうな、ってのは容易に想像出来る。





ギターの音だけ取ったら割りと現在のメタルの音色に近い。
低域と中域が全くない高域の部分だけのノイジーな音色。
イタリアにはこういう密教的なバンドが数多く色んなジャンルに
存在したけど、もやがかかった存在自体が謎のグループで
アングラ心を揺さぶる。
時にメロトロンが入るのはやっぱ時代なんかな、と思いつつ
気がついたらまたパイプオルガンっぽい音色に戻って
終わる。
中間部はリズムの連打があるけど、音がしょぼいから強烈な
インパクトもない。




さっきから否定的に書いてるけど、ゴシック的な展開のパイプ
オルガン、そして意味不明なノイジーなギター、変なナレーション
ちっくなボーカル?ペタペタなドラム、全部がデモテープなのか?
って位の品質にこそ、このバンドが輝ける部分があったと思う
んだよ。
ピアノの展開とか結構思ったより綺麗だったりするし、まあ
プログレってよりデスメタルの先駆って言った方がいいのかも
しれない彼らのある種代表作がこれだ。
セカンドも持ってるけど、似たような世界だったりする。



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by kyo7272 | 2017-02-21 22:09 | 音楽
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