ピンキージャンク

ピート・バーンズが死ぬ(かなりショック)


早死にするな、とは思ってたけどボウイやプリンス、キース
エマーソンなどなどに続いてピート・バーンズが死んだ。
彼は80年代の確実にアイコンだった。
日本の音楽雑誌はこぞってイギリスのロックから阻害してたように
思う。
御幣があるかもしれないが、世界で一番美しく(かった)かつ
あの骨太な歌声とよく伸びる高音を歌えるエンターテナーと
しては一番のフロントマンだった。
そして俺が最初に買ったLPが彼らだったのさ。
ガキの頃、正月に待ちに待ったようにスーパーのレコード屋に
お年玉で貰った金をポケットにしっかりと入れ、レコードの
匂いも感じながら買った。
彼らのセカンド、【ユースクエイク】とMy Hert Gose Bangの12インチ、
そしてブライアン・アダムスの【レックレス】を買ったんだ。
初めて買うレコードに興奮したのを昨日の事のように
思い出す。
そして、一番存在としての影響、特に歌声に世界で一番影響を
受けた美男子がピート・バーンズだった訳だ。





ルックスにはそんなに驚かなかったんだよ。
洋楽の人ってこんな感じなんだ、って思ってて。
俺はカルチャークラブのボーイ・ジョージよりもルックス、
音楽、歌声含めてDead Or Aliveの方が好きだった。
後に知った話だけど日本では作品としてリリースされてない
であろうナイトメア・イン・ワックスや初期のDead Or Alive
も好きなんだよ。
今で言うゴシックロック、当時はポジパン一派だった音楽性は
実は質が高い作品でカセットで持ってるんだが、俺のブログで
何度か書いたから見てる人は音源知ってるだろうけど
ポジパン時代そのままでも十分勝負出来た筈だ。
ただ、彼にはシスターズ・オブ・マーシーやサザン・デス・
カルトのような世界に行かなかった。
シスターズは後にMissionとして成功するし、SDCもカルト
として成功した。
どちらもハードロック路線でだったけどね。
ピートは80年当初、最新の音楽であったユーロビートを
選択した。
エレポップ路線には行かず、その選択が既にエンターテナー
の素質があったんだろうと思う。
ユーロビートは徐々にダンスチャートだけではなくナショナル
チャートでも認知され、その中で放った【You Spin Me Round】
が全英1位を記録し、彼らの代表曲となった。





音はどこか暗くもポップでダンサブルなサウンドを売りにし
スマッシュヒットを放つが、ハウスが出てから彼らは
その波に乗る事ができず、楽曲がポップであったが故に
テクノ的な質感や時代についていけなくなり、整形をくり
返すピートは音楽以外の所でテレビに出ていたりする
懐メロのアーティストとなってしまっていた。
皆が言うように、どこを整形する必要があるんだ?な
容姿だったのが申し訳ないが手の施しようがない位別人に
なり、死ぬ前でも整形を繰り返したい、と言っていたらしい
からあの容姿で満足したのか分からないけど、素人
レベルで言えば何も手を加えてない彼が一番美しかった。





Dead Or Aliveの真骨頂は12インチにある。
俺も相当ミックス違いを持ってはいたけど、今度でる
19枚組Boxを俺は酒やタバコを抜いてでも買う。
違うバージョンのお宝だらけだからだ。
彼らが当時ユニークだったのはビートのボーカルを
思いっきりサンプリングさせて異様なインパクトを放って
おり、シングルの曲も良いけど、12インチシングル群に
こそ彼らの面白みがある。
当時、日本で出ていた12インチは全て持っていて何でか
分からないけどマーダーミックスなど色々あったけど
分数まで完全に把握をしていた位好きだったんだよ。
Dead Or Aliveを好きだった2,3枚目で俺は熱狂し
12インチを集めた。
2016年になっても普通に聴いてたし12インチだけを
集めたCD-Rはとっくの昔に作っていたし、実際それを
パソコンに入れてよく聴いていた。




俺の中でのセックスシンボルである人が大概死んだ。
80年代が本当に遠くなったんだな、と今回の死で
痛感をした。
評論家は誰も彼らの音楽を載せようとしないのも納得
いかなかったしただのチャラチャラしたバブル音楽の
イメージしか無い能無しだと思われた、と今でも思っている。
日本での話しだけどな。
現象としての彼らも好きだったし、音楽もシングル曲
以外でも良い作品があった。
ポジパン時代にも今もって紹介されてるポジパンの
アーティストより素晴らしい声と音楽性を持っていたのに、
だ。
そして、死ぬには早い方々もこれから え?な年齢で
死んで行くのだろう。
死か生か、より死か美しさか、ピートは後者を選んで
これだけ手術するとやっぱり心臓には良くなかったと
推測する。
そしてこれ程までのセックスシンボルは現れないだろうと
推測し、俺のガキの頃の幻想も崩れ去り二度と生で
彼の歌は聴けない事がショックである。
相当ショックを受け、俺は明日のアテロームのオペに行く。
全く情けない話だ。
下手するとミュージシャンで死んで一番思いいれがあった
分、ショック度は一番だと思う。

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by kyo7272 | 2016-10-27 21:48 | 音楽
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