ドローンアンビエントの典型がKyle Bobby Dunnだ。
ブライアンイーノっぽい、とも書かれるけど、そういう
世界を含みつつ、もっとヴァリエーション溢れる作品だ。
俺は2枚、【Bring Me The Head Of Kyle Bobby Dunn 】
【Kyle Bobby Dunn & The Infinite Sadness 】しか
持ってないが、(こういうジャンルは販売あまりしないので)
俺はまず【死】をイメージしたけどね。
それは聴く時の精神状態にもよるんだろうけど、
椅子に揺られながら過去を回想してたらいつの間にか
死んでた、ってイメージを俺は持ったんだけどね。
シンセサイザー全開、と思いつつギターとクラシックの
アンサンブルがある種、好みだったのかもしれない。
実際ライブなどではクラシック的なライブをしている。
何処までがシンセサイザーなのかギターサウンド
なのかは分からないけど、少しマイブラの
【To Here Knows When】の感覚に似たビブラート
を想起させた。
ノイズの彼方はある部分、甘美な光に包まれてる
のかもしれない。
ギターとシンセサイザーゆえのドローンの甘美さ、
なのかもしれない。
題名はちょっと笑えるタイトルが多いが、素晴らしい
アンビエントだと言える。
煌びやかな、でも何処か素朴なクラシック的ドローン
ギターサウンドはそのままアンビエントとなり、
人の人生を回想させる程に素晴らしいアルバムに
仕上がっている。
間違ってもブライアン・イーノではない、今の
時代に合ったアンビエント作品だ、と言える。