耽美系イギリス・インディーズレーベルのアーティスト達が集って
アルバムを3枚発表した。
レーベル主催者であるアイヴォ・ワッツ=ラッセルの音の趣味として
耽美的でアンビエントな歌を集めた物がこのThis Moral Coilという
集まりだった。
結構この3枚好きでね。
セカンドである【Filigree & Shadow】は25曲入りでLPは持ってた
けど今回CDを何故か突然買った訳だ。
カバー曲などあるけど原型はほぼ無いし実際カバーされてる音自体
知らないので全体としてこのユニットの作品としてどれも
溶け込んでいてリラックスして聴ける耽美的な世界が官能できる。
現在の4ADレーベルやベガーズ・バンケットレーベルにどういった
アーティストが居るのか分からないけど、80年代の中期位までは
こういった耽美的なアーティストがイコール4ADであった訳だ。
上記の曲に代表されるようにアンビエントな質感と歌、耽美で
ややダークな音は後の3枚目で多少の明るさあるものや時代
を反映したハウス的な物まで取り入れているが、このセカンドが
一番しっくるくるかな~。
曲も多いし、どの曲がどうだ、というより全体を通して当時の
4ADというレーベルカラーに身を包むのもこの冬の、特に
夜に聴くとしっくり行く作品だと思っている。