THE YELLOW MONKEYの6枚目のアルバム【SICKS】からの俺の
2番目に(笑)好きな曲がyou tubeに上がってたので載せて
しまおうかな~と( ´ー`)y―┛~~
1番好きなのは【人生の終わり】だったりするんだな~。
♪血が泣いてるんだよ~♪
ってフレーズはやっぱり強力だったので。
でもライブでのこの曲を弾く吉井和哉のパフォーマンス及び
放たれるオーラは尋常なく凄まじい。
通常のライブ演奏においては曲の幕開けとなる彼のギターから
始まる。
リフを延々と弾き、イエローモンキー史上、最も轟音を発する
楽曲となっているんよね。
CDでのデキもええんやけど、ライブでやられてるギターを掻き毟る
彼のイッタ姿を今も頭に描ける位インパクトがある曲だ。
BSで放送された【FIX THE SICKS】での彼のこの曲の演奏、というか
オーラは半端ではなく、実際の曲の長さに比べれば相当に長い
構成になっている。
彼の長い指から放たれる解放コードにピックが合わさった時
血流が変わる。
その血流が徐々に、徐々に速まりギターのディレイ音と共に
残響となって問いかけてくるかのようなノイジーなギターと
フィードバック音。
もうここだけでもお腹一杯なんやけど、そこから激情の波に
乗り、最後には静寂が待つ、っていう俺の説明ではちんけすぎる
程の出来栄えなんだな~( ´ー`)y―┛~~
常々この当時のライブが彼のベストと本人が自叙伝で言うてたん
よね。確かに風貌から曲までなにからなにまで何をやっても
許せてしまえるような世界は確かに作ってたのよね。
プログレちっくな部分と当時流行ってたマイブラ以降の音響系
の影響もあるような曲、もしかしたらレディオヘッドの
流れで吉井が聴いてたものにヒントがあったのかもしれない
アレンジでね。
イエローモンキーと轟音ってのはこれもミスマッチなのよね。
ライブでは【大音量バンド】と言われてたけど、大音量と
違ってノイジー。
ライブでの彼のギターにはそれがより顕著に現れててね。
かつプログレっぽいと書いたけど、またそれとは違う歌謡曲的
なドラマチックさが絶妙なんだな。
2008年の吉井武道館でもこの曲は披露されたんよね。
やっぱり彼が大事にしてる曲とあってここからテンションと
言うかライブ会場の雰囲気を変えてしまうんよね。
まるで金縛りにあったような緊張感で、だ。
後のイエローモンキーの末路を考えるとこの時代までが彼ら
の1番幸せな時だったように今は思えてくるんよね。
当時は凄い作品が出来た!と言いながら何故に造語やけど
病んでるん?って思ったもんなんだな~。
【SICKS】やし(笑)
このアルバムにはヒット曲が少ない。『楽園』しか収められて
おらず、『SPARK』もなければ『JAM』もない。俺のベストアルバムは紛れもなくエクスペリメンタルだった
セカンドがインディ盤含めてもその世界が1番でね。
でも2番ってなるとやっぱりこのアルバムになると思う。
何度も書いてるけど、俺はイエローモンキーを通じて恋愛や
自分の音楽活動の【心の指針】にはなってたのよね。
沢山の恋愛をして、得るもの、失う物を沢山知って嘆き
悲しみ、喜び、快楽を得、全て彼らが起点だった時代が
確かにあったのよね。
それは休止及び、解散をしてからもね。
彼らを通じ苦痛や快楽をリアでも得てた、って事でもある。
そこが麻薬ちっくでね。
その効能が1番強いのがこの曲なんだな、個人的には。
ギターを掻き毟りたいんだ!何か言いたいんだ!って言う
パンクとはまた違った趣の嘆き、戸惑いを覚えずに居られない
のがイエローモンキーの天国旅行なのよね。
俺の中ではやはり彼らは古くならない。
吉井が新しい事をやっても結局はここの世界に戻る。
その戻る過程においてメビウスのように回る中でふと立ち寄り
たい世界がこの【天国旅行】って曲なのよね。
彼らの1曲1曲が魅惑に満ち、悶え、妖艶に満ち満ちた時代の
フラッシュバックを強引にさせるような妖気に近いもので
引き寄せられ過去を思い出す。
それが苦痛か快楽かは分からないけど、色んな苦い想いも
込めて「天国旅行だったんだろうな・・・」とつぶやきたくなる
最高の一品がこの曲なんだ。