勿論シングルの『ビルマニア』も最高にいいんやけど、どうしても俺は
この人に軽薄な部分を求めてるとこがあったりして、カップリングの
『くちびるモーション』の方が好みやったりする。
グラムを想起させるようなギンギンでチープなギターと艶っぽくかつ
やや声を荒げた乱暴、というか力強いボーカルがここでは聴ける。
PUFFYのバージョンも勿論可愛く仕上げられてて好きなんやけど
やはり、この曲は吉井和哉が歌うとこうなるだろうな~って言う予想の
部分以上の仕上がりをしている。
全然違うんやけど、バンド時代の『ヴィーナスの花』っぽいピンクな
色彩っていうか、化粧品のイメージソングって事でそゆイメージが
あるんやけどそれをスピードアップさせた感覚っていうか。
春色の色彩は長い冬から脱したかのような、色っぽい歌。
ファンの人なら知ってるやろうけど、彼のシングルってどっか悲壮
めいてて、胸につんざくと言うか、何か頭の中で考えてしまう曲が
多かったんよね。
『Beautiful』の時も『HIKARETA』の方が好きやったし(笑)
バンド時代、インディから続いたグラム路線というかシアトリカルな
路線をアルバム【SMILE】で寸断したんよね。
ここでコアなファンは去る傾向になり、また新たなファン層を生む事
にもなる。
その後【FOU SEASONS】で力強いロックバンドへと変化していく。
なんか被るんよね~。今回のシングルは。
『ビルマニア』は【FOU SEASONS】の開放感に満ち満ちた疾走感
が戻ってるし、『くちびるモーション』は【SMILE】の質感と乱暴に言うと
軽薄さとグラムの持つ煌びやかさ、力強さが備わってて何度聴いても
飽きが来ないんよね~(*゜▽゜)ノ
今月一体何回この曲を聴いてるんやろ。
相当聴いてるように思う。
携帯にも買ったCDを落としたけど、今度出るアルバムの【VOLT】では
2008年の武道館の音源が相当数入るんやけど『くちびるモーション』
は入らないんよね。
ライブでも披露されたこの曲のデキも凄くよくって出来たら初回の
DVDとセットのアルバムに入れて欲しかったと思える位のかなり
上質なできばえなのよね~♪
ファンでない人にも聴いて欲しい曲ではあるんよね~ヽ(´ー`)ノ